サッカーを知っているお父さんへ
-余裕をもってやさしい気持ちで見守ってください-
若い頃にご自分でもサッカーをやっていて、ついつい子どもがやっていることが気になって、口を出してしまうお父さんがいます。
「走れ!」「そうじゃない!」「なんでおまえは…」
また、チームやコーチに対しても、「おれが若い頃にはもっと…」「そんなことをやっていてはダメだ!」「もっと厳しく練習しないと!」「戦術練習が足りない!」などと、歯がゆさを抑えきれないお父さんもいます。
サッカーが好きで、つい黙っていられないのでしょう。
サッカーも年々進歩し、大きく変化しています。
世界のサッカーはどんどんレベルアップしています。
また、サッカーには非常にいろいろな要素があり、一画的には処理できないことがたくさんあります。
いろいろな考え方があり、いろいろなやり方があります。
コーチは、一生懸命勉強ををして、良い指導をしようとしています。
指導者養成講習を受けてライセンスをとったり、その後もさらに研修を受けて勉強しています。
それを尊重してください。
コーチはコーチに任せましょう。
でも、良いものは伝えて下さい。
ご自分がやってきて、良かった経験をぜひお子さんに伝えて下さい。
ご自分がよい経験、楽しかった経験、充実し満足した経験をしてきたからこそ、今でもサッカーが好きなんですよね?
そんな人がたくさんいることが、サッカーの持つ力、サッカーの財産なのです。
お父さんのように、サッカーが大好きで、一生サッカーを楽しみ続けるような子どもに育ててあげてください。
一緒に楽しみ続けるのは、とてもすてきなことではないですか?